sea in the world[1]
暖かな日差し…いたって平和な一日の始まりを告げる…。
小鳥たちの囀りと共に聞こえるクソガキの笑い声
うん。平和そのものな休日のヒトコマが見えそうだ。
休日だ。そして祝日な今日。
祝日。
めーっさ祝日。
そう。世間では一般的に祝日でお休みな日…。
誰もこんな日に喧嘩を売りに来る馬鹿はこの世にいない…。
…そう思いながら俺は一人自宅で包帯を巻いていた。
ティ「いてぇ…なんでこんな事になんだよ…。」
うん。いきなり喧嘩(?)売られたよ?しかも祝日になった瞬間に!!
この世にはいないと思ってた馬鹿はいるんだね…俺はまた少し賢くなったぜ。
……いやいやいや。何、馬鹿なこと言ってんだ俺!
てか、俺が何をした!?ただ俺は漫画の新刊を買っただけだぞ!!
なのにいきなりナイフで攻撃とか…反則だろ!普通は素手だろ!?
まぁ…何とか逃げ切れたけど傷がいてぇー…。
ティ「これでいいか。あ~あ~…服がビリビリだ…。」
気に入ってた服なのにな…他に服あったけ?って…大分前にじっちゃんからもらった変な服しかないか…。
しょうがない、これを着るしかないな…他にないし。
ティ「…父さん、母さん…。俺は今の所生きてます。」
さっき死にかけたけど…。
ティ「クローナ…兄ちゃん頑張ってお前の分も生きるからな…。」
写真立の中で微笑む両親と妹に苦笑混じりで報告した。
さて…もうこんな時間だし何をしようか…?寝たらせっかくの休日がなくなるし…。
ティ「はぁぁー……。」
?「その傷痛そうですね…。」
ティ「この傷か?この傷すげぇーいt……。」
……頭がフリーズ中……
……シャットダウン中…フリーズしてるからな!一回切ろう!!
?「…?」
…再起動中……相変わらず俺の頭はまだまだ平和だな~…。
……じゃなくて!!!
え?誰?誰この子?俺鍵閉めたよね??なんで家にいるの?
ティ「…誰っすか?」
?「?」キョロキョロ…
ティ「いや、お前だよ!!」
?「わ…私!?」
こいつ馬鹿なのか!?お前以外誰がいるんだよ!!
?「あ…アハ☆」
ティ「アハ☆じゃねぇーよ。勝手に人の家に入ってんじゃねぇーよ!」ガシッ
猫みたいに掴んじまったがいいかwこのまま家の外に投げ捨てよう。
それか窓から投げ捨てようw
?「うわっ!あの~…放してくださいよ☆」
イラってくるな…その言い方!なんで語尾に☆付けんだよ!!
ティ「ほい。」パッ
?「へ?うわぁ!」ドン!
ふぅ…ゴミも捨てたところで宿題でもしようか…。あの先生うるさいからな…。
ティ「それじゃあな。」バタン…カチャッ
?「……みぃーっつっけた☆」
ヽ(*゚∀゚)ノ*続く*ヘ(゚∀゚*)ノ
俺「…はい!1話いかがでしたか?」
ティ「あれ?前のSea of memoryが消えてるけど…?」
俺「あ、うん。消した☆」テヘペロ☆
ティ「はぁ!?なんで消したんだよ!!」
俺「えっと……あ…アハ☆」
ティ「アハ☆じゃねぇーよ!!」
俺「と…とりあえず終われ☆」